英語特有の「音」を聞き分け、正しく発声するためには、五感を通じて英語の音を体で覚えるしかありません。
読み書きを中心とした従来の学習方法では、音を修得するためのトレーニングが圧倒的に足りません。そのため、いつまでたっても英語をコミュニケーションツールとして使いこなせないままでいます。
それはまるで、泳ぎ方の本ばかりを読んで、実際に泳ぐ練習をしないようなものです。
*母音と子音、単語のアクセントの位置、音声変化(連結、短縮、脱落、同化、弱形、変形)リズム、イントネーション)
多読とは、文字の通り多く読むということです。わからない単語が出てきても、辞書を引かずにどんどん読み進めていきます。
絵本の挿絵は文章に合ったものなので、一つ一つの単語の意味がわからなくても、だいたいの意味をつかむことができます。何度も繰り返し読むうちに、自然と理解することができます。
そして、思いっきり簡単なところから始めることがポイントです。ゆるやかに、少しずつ文字や語彙数を増やしていくことで、無理なく、自然にこどもたちの英語のレベルを引き上げていきます。
私たちがコミュニケーションするときには、伝えたいことと理由、相手がいて、学校や家庭という場面があり、その場面が生じたこれまでの経緯(物語)があり、その全てを囲む環境や固有の文化があります。これらは、私たちのなかにまるごとインプットされています。だから母国語は、自然に理解し、使うことができます。
同じように、英語を母国語のように、自然に理解し使えるようになるには、ことばを背景や場面とともに、まるごと吸収する必要があります。
その手助けをするのが、絵本です。
ストーリーがシンプルでわかりやすい上に、子供向けの言葉やネイティブの人が実際に使う言葉を習うことが出来るので自然な英語が身につきます。
絵本には挿絵があり言葉を補足することができるため、物語を理解しやすくなります。
絵本の登場人物の生活風景から、その国の文化が見えてきます。
主人公や登場人物の言動や行動を見て考え方を学んだり、「自分ならどうするか」と考え意見を持つこともできます。登場人物の気持ちに寄り添うことで、うれしい、楽しい、こわい、悲しいといった様々な感情を感じ、他者の気持ちを理解することができます。また、その感情と言葉が結びつきます。感性の育ちと合わせてコミュニケーション力も向上します。
BeeBee English では、絵本の音読と多読を推奨し、教室での絵本読み聞かせに加え、ご家庭でもたくさんの絵本に、いつでも、どこでも、好きなだけ触れられるように、デジタル絵本のOxford Reading Club(ORC)を導入しています。
ORCは、オックスフォード大学出版局発行の英語ネイティブ向け絵本が読み放題のサブスクリプションサービスです。